天の川楫の音聞ゆ
       彦星と織女と今宵逢ふらしも
                              (人麻呂歌集)
 暑い日が続く今日この頃ですが皆様お元気ですか。
 皆様には、3月28日に行われた飯塚市議会議員選挙で、力強いご支援を賜り5期日の当選をさせて頂き心から感謝申し上げます。
 皆様のご支援に報いるために、今後も気持ちを引き締めて飯塚市の発展のために一生懸命取り組んでいきたいと考えています。
 市議会では改選後に臨時市議会が4月12日から16日まで開催され新議会の議長等の役職決め、常任委員会等の所属決めが行われました。
 また、6月14日から30目まで6月定例市議会が開催されました。
 嘉飯山地区2市8町の合併は、6月28日に開催された第20回の法定協議会で、桂川町の離脱表明が行われ、嘉飯山地区の2市8町の枠組みでの合併は壊れました。
 7月11日に行われました参議院議員選挙におきましては、民主党にご支援頂き大変ありがとうございました。
 
皆様には大変お世話になりますが、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
 
<<飯塚市議会議員 どうそ(道祖)満* 議員活動報告>>
<平成16年6月定例市議会報告>
 6月定例議会が、6月14日から6月30日まで開催されました。
 今回の市議会では、平成16年度の飯塚市一般会計予算を、特定開発就労事業引退者特別援助金及び農業振興地域整備変更計画策定業務の債務負担行為設定等に関連して79万4千円補正して332億3079万4千円に変更する補正予算案、戸籍の電算化事業の一部稼働開始に伴い手数料の額を定める飯塚市戸籍手数利用条例の一部を改正する条例と13案件、議員提出議案8件、報告事項11件の審議が行われました。
 議員提出議案8件の中で、「筑豊労災病院の廃止計画を見直して一層の充実を求める意見書」、「地方財政の充実・強化を求める意見書」、「改正年金法の廃止と公的年金制度の抜本的改革を求める意見書」、については民友クラブ(道祖・松本・岡部議員で構成)より提案致しました。
 「改正年金法の廃止と公的年金制度の抜本的改革を求める意見書」の内容は、
1,政府は、第159回通常国会に成立した改正年金法を廃止し、速やかに年金制度の抜本改革について、検討を行うこと。
2,複数制度が存在し世代内の不公平を生じさせている現行制度を一元化し、職業・就業形態等の生活スタイルの選択によって、影響を生じない公平・透明で持続可能な年金制度を確立すること。
となっていますが、この意見書については、出席議員数21名中11名の賛成で可決されました。
*改選後4月12日から16日まで臨時議会が開催され各種委員会の所属決めがあり、今期前半2年間の所属は次の通りです厚生文教常任委員会委員、合併問題調査特別委員会委員、飯塚地区消防組合議会議員、飯塚地区防犯協議会理事、飯塚市市場取引委員会委員
2004年(平成16年)7月1B日咤木補正予算など13議案を可決
 
<飯塚市議会閉会>
 飯塚市の定例議会は三十日、最終本会議を開き、七十九万四千円を増額する一般会計補正予算案や人事議案など十三議案と、意見書八件を可決、閉会した。
 補正予算実は、特定地域開発就労事業で早期退職する五人への退職金援助金計千二百五十万円など。下水道事業会計への補助金の減額補正なども含んでいる。人事議案は計四件で、公平委員会委員、飯塚市地方卸売市場運営審議会委員、高齢者社会対策推進協議会委員、給田地区公民舘運営審議会委員二人、固定資産評価審査委員会委員一人の適
任、人権擁護委員一人の推薦に同意した。意見書は「地方財政の充実・強化」「筑豊労災病院の廃止計画の見直しと充実」を求めるものなど計八件。
 同日の本会議の冒頭、江頭貞元市長は、嘉飯山二市八町の法定合併協議会から桂川町が私脱したことをあらためて報告した。
 
<厚生文教常任委員会報告>
わたしは、改選後の常任委員会は厚生文教委員会に所属することになりました。
 6月23日に開催された厚生文教委員会では、所管事務調査について質疑を行いましたので報告致します。
@蓮台寺小学校の児童クラブは、小学校敷地内ではなく鎮西支所の横に設置されていますので、保護者の方から放課後児童の移動について安全面で心配であるとの相談があり市の考えを質しました。
 これに対して、問題点については十分把握しておりますが、学校敷地内に建て替えるとなれば財政上の問題も生じるので今後の検討課題とさせてほしいとの答弁でありました。
 A飯塚市の陸上競技場の走路は、他の競技場の多くがウレタン系であるのに対してァンツーカーであり記録会等の利用が少なくなってきていますが、利用者からは交通の便も良いので走路の改修が出来ないのか相談があり市の考えを質しました。これに対して、利用者の希望については重々承知をしているが、走路の改修には約5億円程度の費用が必要と見込まれるので財政上厳しいものがある。
 2市8町合併後も飯塚市の陸上競技場は維持していく考えであるので、合併後の検討課題としたいとの答弁でありました。
 先の2月市議会の報告でも致しましたが、教育委員会は「教育改革プラン」を今年度中に策定する計画で取り組んでいます。
 このため学識経験者・公募での保護者代表等からなる「教育改革アドバイザー会議」をつくることにしていましたが、このメンバーが決まり、今後は2ケ月に1度程度会合を開き内容を検討していくとの報告がありました。
 
<2項目について一般質問を行いました。>
1.水道水の水源保護条例制定について
質問 現在、飯塚市の水道水の水源は遠賀川、穂波川、久保白ダム等になっているが、   水源の汚濁防止については、どの様になっていますか。
答弁 水質の汚濁防止については、下水道整備を行うと伴に、国土交通省遠賀川事務所   により、平成3年度に建花寺川の下流に礫感浄化施設が設置され、平成16年度末に   も同様の施設が熊添川に設置される予定になっている。その他、平成7年度から遠   賀川源流で、水源滴養林の保全のボランティア活動及び、河川の清掃活動等によ   り水質の汚濁防止に努めています。
質問 以前、久保白ダムへ水を取り入れる黒石取水口上流では、汚濁の問題がありまし   たが、その後の対応の結果現在は何も支障は無いのですか、また、今後は問題が   生じ無いのですか。
答弁 黒石頭首工の上流約5k皿付近にある産業廃棄物処分場から平成13年8月12日異臭を   放った排水が河川に流出しているとの連絡を受け、安全が確認されるまで取水停   止を行いました。
   平成14年7月5日付けで改善の履行が確認されていますが、保健所と連絡を取りな   がら、1日4回の排水の監視、10日に1回の水質検査を継続しており、現在の所問題   は生じていません。
質問 現在、2市8町の合併に向けて協議が進められていますが、合併すれば川の水の源   流から水の安全の一体管理が出来るのではないかと考えますが、一体管理が出来   るとするならばどの様な方法が考えられますか。
答弁 市町村合併協議会で水質検査は、緊急時の対応として水源の上下流域の汚染源と   なりうる工場、事業所、し尿処理場、農業集落排水施設、畜舎等を地図上に記載   し潜在的汚染源地図として作成しておけば緊急時の情報集約が図れるのでは無い   かと考えます。
質問 その考えは事後対応の考えであると思うので、事前対応として水源の保護条例の   制定に取り組んではと考えますが如何ですか。
答弁 合併しますと遠賀川の源流域も一緒になりますので一体管理が出来ると考えます   ので、今後周辺地域との整合性を図りながら、水源保護条例等の制定について、   調査研究をして行きたいと考えます。
 
2.産業振興に関連して
 (人材育成事業への取組みについて)
 働きたい人と求人する企業との間に「能力・資格・経験等」の雇用のミスマッチが生じていますが、この解決策の一つの方法として通信教育制蜃があります。
 この通信教育制度に補助金制度を取り入れ、就職を希望する人たちの能力アップに取り組む様に一般質問を通じ市の考えを質しました。
 
質問 昨年後半より経済情勢が好転してきたとの報道が成されていますが、地域の雇用   情勢はどの様に成って来ていますか。
答弁 ハローワーク飯塚によると、有効求人倍率の数値は昨年10月時点では、全国0.70、   福岡県0.54、嘉飯山地区0.38、が、本年3月時点で、全国0.77、福岡県0.60、   嘉飯山地区0.42、で、若干好転しています。
質問 厚生労働省が、「ミスマッチ解消の為の緊急対応策について」と題して今年1月13   日に報道発表していますが、この内容と飯塚市を含む地域との状況は大きくかけ   離れていますか。
答弁 この報道発表の内容は、景気の持ち直しを反映して有効求人倍率は上昇し新規求   人数も増加しているが、完全失業率は依然として5%台の高水準で推移するなど、   必ずしも雇用の改善に結びついていない、これらの要因として、求人企業の場所   と求職者の希望地域が一致しない「地域間ミスマッチ」、年齢が一致しない「年   齢間ミスマッチ」、技術等が一致しない「職種間ミスマッチ」などが調査に出て   いますが、嘉飯山地区においては、企業の募集条件と求職者の技術がマッチしな   いこと、常勤か契約・パートかの雇用形態のミスマッチ等が多いようです。
質問 この報道発表の内容では求人に応募しなかった理由として「求人の求める能力・   資格・経験等と合わない」が大きな割合を占めていますが、この対応として通信   教育で資格等を身につける方法がありますが、人材育成事業として取り組む考え   はありませんか。
答弁 「ポリテクセンター飯塚」、「福岡ソフトウェアセンター」にて各種講座が実施さ   れていますが、質問者が言われる通信教育の必要性はあると思います。
 人材育成事業は予算や実施方法について検討する課題があり、今後関係機関と協議を進めてまいりたいと考えていますのでご理解の程お願い致します。
 
<嘉飯山2市8町合併問題について>
 皆様すでに新聞報道等でご承知かと思いますが、6月28日に山田市市民センターで由催されました、第20回目の嘉飯山2市8町合併協議会の冒頭で桂川町の谷口町長から、「桂川町といたしましては、嘉飯山2市8町合併協議会を離脱することといたしました。」との発言があり発言後協議会より退席をされましキ。
 また、引き続き稲築町の中村委員(稲築町議会議長)が、「2市8町の合併の状態は一応白紙になったと思いますので、そういう状況の中で稲築の議会としては脱会を表明いたします。」と発言があり退席されました。これを受け、飯塚市議会では29日合併問題調査特別委員会を開催いたしました。
 わたしは、この特別委員会で、平成15年2月25日に飯塚市議会に提出された「嘉飯山2市8町合併協議会の設置について」の議案の内容は、10自治体の枠組みで合併をすることを前提にしているので、桂川町が離脱することは、議案の内容から逸脱するので、2市8町の法定協は壊れたと理解するがその通りか確認致しました。
 これに対し、市長からは「2市8町の枠組みは事実上崩れた。」と答弁がありました。
 また、6月28日の法定協議会では桂川町の離脱を受け直ちに2市8町の法定協議会を解散し、何らかの枠組みで合併を模索するべきではなかったかと、わたしは考えますが、実態は準却期間をおくとの考えで解散を先送りしています。
 一部では、2市8町の枠組みを残して合併について協議をして行くべきだとの意見が在りますが、任意協議会からこれまでの法定協議会での協議内容を見てみますと、桂川町が再び2市8町の枠組みに戻って来るとは思えません。(桂川町は離脱について6月25日付けで公文書を、嘉飯山2市8町合併協議会会長宛に提出しています。)
 稲築町についても合併の必要性は認めながらも2市8町の枠組みには反対との町議会の意見だと思われます。
 従って、今後2市8町の枠組みで合併する可能性は低い、無いと言っても過言ではないと思います。
 今、考えなくてはいけないのは、合併の特例法の期限は平成17年3月末と迫ってきていることです。
 何らかの枠組みで合併を考えるならげ、早急に次の行動を起こさなければ時間切れとなってしまう事を懸念致します。
 嘉飯山地区の各自治体の平成15年度の財政数字が、7月の後半には発表されると思いますが、世の中の経済情勢の影響を受け平成14年度よりも悪化している可能性があります。
 わたしは、合併により行財政の効率化を図り、経費を節約し、それを市民生活の向上に使用する、また、そのことが地域経済の活性化に繋がっていくと考えています。
 
<公立保育所の民営化について>
 飯塚市では、平成15年度から平成19年度まで第3次行財政改革に取り組んでいますが、この第3次行財政改革では、平成19年度までに8公立保育所中1箇所を民営化する計画ですが、昨年の9月議会の一般質問を通じて平成17年度に民営化に移行する考えを市は表明していましたが、今回、行政内部で検討した結果、その民営化の具体的な内容が固まり厚生文教委員会に報告がありました。
 民営化に移行する公立保育所は、横田保育所で、その選定の理由は、初めての民営化であるので、移管するにあたって無理なく進めるため定員が少ないこと、比較的新しい施設、近くに公立保育所があるなどから決定したとのことです。
 また、移管先については、保育業務に長期間実績のある市内の社会福祉法人を基本に選定したい考えでいるとのことです。
 わたしは、民間に受け皿がある行政の業務については民間に任せる様に、行財政改革をこの数年間言い続けてきています。
 第3次行財政改革計画では、この保育所の民営化は1箇所となっていますが、財政状況が厳しくなれば一層の取り組みも必要になって来ると思いますので、今回の横田保育所の民営化がスムーズに行われることに関心を強く持っています。
 
<交通安全対策について>
 昨年の12月市議会で、八木山地区国道201号線の農楽園入口の交差点に横断歩道と信号機の設置要望を、交通安全対策として一般質問を行いましたが、検討の結果信号機は国土交通省の構築物があり設置が非常に難しいとのことでありましたが、横断歩道については、今年の3月末までに設置するとの回答を頂きました。